サムスントップの判決公判 テレビ中継許可せず=韓国地裁

gerila

2017年08月23日 17:14

【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁は23日、サムスングループの事実上のトップ、李在鎔(イ・ジェヨン)被告(サムスン電子副会長)に対する25日午後の判決公判をテレビ中継しないことにしたと伝えた。李被告が法廷に立つ姿は外部に公開されない。担当裁判官は李被告の初公判でも報道陣の法廷撮影を許可しなかった。

 李被告は前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告と親友の崔順実(チェ・スンシル)被告への贈賄罪などに問われている。地裁は、国民の知る権利、有罪が確定するまでは無罪と推定されるという「無罪推定の原則」の保障、人権侵害の可能性などを比較検討した末、中継は適切ではないと判断したようだ。

 一方、朴槿恵被告の判決公判は中継が許可される可能性が高そうだ。担当裁判官は朴被告の初公判で、国民の関心や事件の重大性を踏まえ、審理の前に法廷の様子を撮影することを許可した。

 大法院(最高裁)は先月25日、裁判長が公共の利益にかなうと判断した場合に一審と二審の判決公判をテレビ中継できるよう規則を変更した。


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